2022年10月
10月29日(土)スワンステークス
天皇賞(秋)の好調教馬
天皇賞(秋)の好調教馬
【ウッドチップ 6F-1F(単位秒)】
ダノンベルーガ 79.5-11.2
ジャックドール 79.7-11.5
パンサラッサ 79.9-12.1
マリアエレーナ 80.4-11.7
【坂路 4F-1F(単位秒)】
バビット 52.0-12.5
シャフリヤール 53.0-11.9
カラテ 53.5-12.3
スワンステークスの傾向
スワンステークスの傾向
波乱決着が少ないG1前哨戦
【5歳以下が中心】
過去10年の3着以内、30頭中26頭は、5歳以下。
一方、6歳以上だった馬は3着内率7.3%と苦戦、
7歳以上の馬は〔0・0・0・23〕。
【GⅠ・GⅡ実績が重要】
過去10年の3着以内30頭中24頭は、
芝1400メートルから2000メートルのGⅠ・GⅡで
“4コーナー通過順8番手以内かつ4着以内”。
一方、これ以外は3着内率6.9%と苦戦。
【臨戦過程】
過去10年の3着以内30頭中15頭は、
前走が東京競馬場のGⅠ・GⅡで3着内率が
51.7%と優秀な水準。
なお、前走が上記以外のレースだったにもかかわらず
3着以内に入った15頭のうち12頭は、
前走の着順が1着。
2着以下ならで1着馬とのタイム差が0.2秒以内。
【大型馬が不振】
過去4年では前走の馬体重が500キロ未満。
2021年も、前走500キロ以上だった6頭が全て4着以下。
天皇賞・秋の傾向
天皇賞・秋の傾向
数々の名勝負が生まれた中距離路線の最高峰
昨年は三冠馬コントレイル、短距離女王グランアレグリア、
3歳の皐月賞馬エフフォーリアが熱戦。
10月30日(日)東京・芝2000メートル
【近年はJRA・GⅠからの直行がトレンド】
過去10年の3着以内は
前走がJRAのGⅠまたはGⅡに限られる。
頭数は互角。
前走GⅠの過去3年は〔3・3・2・8〕
【牝馬が好成績】
過去10年の牝馬の3着内率は50.0%。
牡馬・せん馬を圧倒しているが
強い牝馬(アーモンドアイ、クロノジェネシス、
ジェンティルドンナ他)が存在しているのが要因。
【3歳から5歳の争い】
過去10年、4歳馬と5歳馬が3着以内に13頭ずつ。
3歳馬は出走数こそ多くないものの好走率はまずまずで、
昨年はエフフォーリアが19年ぶりに制覇。
なお、6歳以上の馬は3着以内に入ったのが
2013年3着のエイシンフラッシュのみ。
【東京競馬場の好走経験は必要】
過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、東京・芝・重賞で
3着以内に入ったことがある馬だった。
この経験がなかった馬は3着内率5.6%と苦戦。
【種牡馬にも特徴】
過去10年の種牡馬別成績では、
キングカメハメハ産駒が2015年ラブリーデイ、
2018年レイデオロと2勝をマーク。
2019年、2020年はキングカメハメハ産駒のロードカナロアを
父に持つアーモンドアイが連覇。
父系にキングカメハメハの血を持つ馬は勝ち切るケースが多く、
2着や3着が少ない。
一方、ディープインパクト産駒は2014年スピルバーグの1勝のみだが、
2着が8回、3着が2回と3着以内に入った回数は最も多く、
同産駒が出走した年は9回中8回で連対を果たしている。
【上位人気のGⅠ馬が連勝中】
過去7年の優勝馬はいずれも単勝3番人気以内、
かつ単勝オッズが4倍未満。
また、この延べ7頭の優勝馬はいずれもGⅠウイナー、
同年に国内外のGⅠまたはGⅡを勝っていた点で共通している。